研修のお弁当で失敗しないためには?

注文数とお弁当を食べる人数に相違があったり、頼んでいたお弁当とはイメージが違うなど、お弁当にはトラブルがつきものです。
ここではお弁当のよくあるトラブルからちょっと珍しい失敗談を紹介します。

研修時のお弁当で良くあるトラブル

■お弁当が配達されない!

社内の会議にてお弁当を注文するも約束の時間になっても配達されないトラブルが発生。お弁当屋さんに確認をするも「配達した」とのこと。他の会議室を探すと、別の場所に注文したお弁当が配達されていることが発覚・・。

いつもは同じお弁当屋さん・同じ内容・同じ会場への注文だったが、今回に限って別の会場での注文だったため、そのことがお弁当屋さんに伝わらず「いつもと同じ会場」へ配達されてしまった事例です。「いつもと同じだから」と安心せず、3日前には配達日・時間・個数・場所は必ず確認はしましょう。

 

■役員会議のお弁当のトラブル

大事な会議のため、少し高いお弁当を発注するも、開けてみたら量が少なくまた容器もプラスチックで安っぽい感じに。会議の雰囲気と異なるお弁当になってしまった・・。

重要な会議でのお弁当は前もって試食するのが1番です。量が少ない、写真で見た時より華やかではなかったなど、小さなトラブルが大きな問題になることも。

あくまでもHPはイメージですので注意が必要です。また、折詰・重箱の違いはご存知でしょうか?簡単な違いは 折詰は捨てられる容器、重箱は捨てられない容器(おせち料理や花見・運動会で使われる容器)です。

折詰よりも重箱でのお弁当の方が高級感があります。しかし高級感があるがゆえに、生魚が入っていたり、容器の返却が必要であったり扱いが難しいことも。最近は「捨てられる重箱」もありますが、それが会議のイメージに合うかは確認が必要です。

 

■バスお弁当手配のトラブル

研修所に行く道中(自分たちで用意したバス内)で食べるつもりでお弁当を注文。しかし、当日、待ち合わせの時間になってもお弁当屋さんと連絡が取れず。やっと連絡が取れるもバスの停車時間がギリギリで、お弁当受取スタッフは焦ることに・・。

バス内のお弁当はトラブルが多いので、要注意です。バスはどこに止めるのか、また停止時間はどれくらいか、10名以上のお弁当の場合は複数スタッフでの受け取りなど、細かな確認が必要です。

 

~バスお弁当のチェック項目~

□ バスの停車場所・時間を確認する

□ お弁当を受取る担当を決める

□ お茶の確認(移動が多い研修の場合はキャップがあるものが◎)

□ ゴミの処理方法・ゴミ袋の用意(各自でゴミ持帰りの場合、一人一枚のゴミ袋用意)

外国人が参加する研修でのお弁当トラブル

■宗教上の理由で食べられないものがある

外国人が参加する研修で、日本のおもてなしを込めて日本食のお弁当を用意するも、参加数名に信仰宗教があることが判明。用意したお弁当が食べられず、結局各自で用意してもらうことに・・。

信仰宗教は自国では当たり前であることから、こちらから確認しないと判明しないことがあります。海外の方ではなくても、おもてなしが必要な研修の際は、参加者へ食べられない食材のをするなど、事前にリサーチするのが安心です。

 

~外国人へのお弁当チェック項目~

□ 宗教上食べられない食材はないかを確認する

□ 飲み物の種類を確認する(お茶を飲まないこともあるのでミネラルウォーターがおすすめ!)

□ 環境問題を強く意識した方も多いので、お弁当の箱もエコなものが必要か確認

※最近は地球環境を強く意識した方も多く、プラスチックやペットボトルを避けたいとの希望もあります。環境にやさしい箱のお弁当もありますので、相談してみても良いですね。

ベジタリアン・ビーガン・マクロビなどへの対応

 

■ベジタリアン・ビーガン・マクロビ対応のお弁当の発注方法

食事方法は人によって様々です。事前にリサーチをしたところ「講師はベジタリアン」、「ビーガンのお弁当希望」と横文字の食事方法を注文され、戸惑う方もいらっしゃいます。
一部ですがここで食事方法を簡単に紹介します。

・ベジタリアン
肉魚を食べすに植物性食品を食べる食事方法(お肉・お魚:×、卵:△、乳製品・植物性食品:〇)
ベジタリアンと聞いてイメージはされやすいですが、実はお肉のみNGな人、お肉・魚・卵NGでかなり制限がある人など、あらゆるタイプが存在します。宗教のため地球環境のため、自身の病気のためなど、人によって背景は様々なため「ベジタリアン」と聞いても内容を確認するのがベストです。

ビーガン(ヴィーガン)
お肉・お魚・卵・乳製品・蜂蜜を含む動物性食品を一切口にしない食事方法(完全菜食主義者)
別名ピュア・ベジタリアンとよばれ、ベジタリアンの一種ではありますが、食事以外にも衣食住すべてから動物性の素材を避けて、動物の命を尊重するのが特徴の一つです。

マクロビ(マクロビオテック)
穀物や野菜など中心に、その土地や旬の食材などを取り入れた食事方法です。ベジタリアンやビーガンのように「〇〇の食材はNG」というわけではなく、健康的な食事方法をあくまでも推奨するものなので「絶対にダメ」というルールはありません。体が必要としているものだけバランスよく摂取し、最近では健康・体質改善のために意識されている方も多いです。

海外ではベジタリアンやビーガンは珍しくありません。また最近は国内でもビーガン生活をされている方も増えているようですので、外部の研修講師を招く際や、おもてなしの場や研修内容によっては食事方法など聞くのがベストでしょう。

まとめ

会議・研修の内容によってはお弁当のトラブルは大きな問題になることも。研修時の束の間の休憩時、楽しみにしていたお弁当がトラブルで食べられなくなってしまったら、研修の意欲も下がってしまいます。

単純にお弁当の内容を考えるだけではなく、受取方法や食事後のことも考えて注文をしましょう。

また、人によって決まった食事方法や宗教上食べられない食材など、注文する側ではわからないことも多々あります。トラブルを避けるためにも確認をするのが一番です。

 

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記事担当:A.T