「ケース・メソッド」から「フィールド・メソッド」へ
ハーバード・ビジネス・スクールでは長い間「ケース・メソッド」と言われる教授法が主流でした。全ての授業は「ケース」と呼ばれるある組織の具体的な課題について記述した教材を用いて、教授をファシリテーターとして学生が議論することで、互いに学びあい、自分の考えが相対的にどこにあるのかを知るということでした。
ところが2008年の金融危機などをきっかけに大きな変革を迎えます。
従来の「ケース・メソッド」ではknowing(知識を増やす)ことに重点が置かれており、よりdoing(実践)やbeing(自分が何者か知る)を増やしていかなければいけないという結論を出し、現場での実践や自己理解を重視するために新しく生まれた「フィールド・メソッド」が導入されました。
そのハーバード・ビジネス・スクールの体験プログラムとしても採用された東北南三陸の復興リーダー達に実際に触れ、話を聞くことで気づきや学びを得られる貴重な体験型研修プログラムです。